ちょっと書籍紹介

2016年02月10日
社員のつぶやき
唐紙の木版印刷と日本の伝統文様
 
お久しぶりですー、メディアサービスグループのジョウチです。


WEBのデザインと構築をやっているわけですが、

個人としてはこれまで
日本の伝統文様と文字の造形にのめりこみました。

そんな興味は冷めず、某書店で本を買いまして、
 

 
日本の文様ものがたり
トトアキヒコ著 講談社
 
日本の文様ものがたり

 
日本には唐紙という、
(ふすま)紙の化粧などに使われた伝統工芸があり、
木版印刷と独自の技法を用いて美しい細工紙がつくられてきました。

唐紙師である著者はこの本で、
唐紙で使われる日本の
様々な伝統文様について解説しています

(冒頭の写真はこの本の裏表紙に載っている版木の写真。
  表紙の文様はこの木版印刷によって刷られた「葵唐草」の文様)
 


 
例えば今でもよく見る「桜」や「紅葉」などの文様も、
言葉の語源からひも解き、
人々の生活にどのような意味合いで 
溶け込んできたかが語られています。

時には仏教との関係性や、海外美術へ与えた影響にも触れていて、
いろいろな視点で楽しめます。



 
伝統文様なんて、普通の人にとっては
単なる和風の模様でしかないのかもしれませんが、
これらがいかに日本の習慣や文化と
深く結びついているかが分かります。
 


 
そして何より伝統文様はデザインとして 
クオリティがむちゃくちゃ高い。
造形感覚を学び取る余地がありまくりです、あなどれません。
先人のみなさま、
わたくしめが未熟者でござりました。
 
はい頑張ります。


 
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