ベクタ画像であるPostScript形式ファイル(PS、EPS、AI、PDF)をラスタライズ変換して様々なデバイスへの出力を可能にするソフトウェアRIPの開発をはじめとして、プリンタ出力には欠かせないハーフトーン処理技術の開発を行っています。
弊社の技術基盤として、高品質なプリンタ出力を実現する誤差拡散技術の研究開発、高精細な版下作成を実現するスクリーニング(色分版・網点化)技術の研究開発を行い、さらに受託開発を通じてお客様とともに専門技術の蓄積と研鑽を進めてきました。
プリンタ出力――とくにインクジェットプリンタの出力では、基本4色(CMYK、プロセスカラー)の微細なインクドットを点描のように印刷してフルカラー画像をメディア上に再現しています。このようなプリンタの印刷原理に依存して、見た目の色味はインクドットの疎密に大きく左右されます。
このようなプリンタの特性を踏まえた上で、カラーマネジメントシステムによって調整された繊細な色合いを安定して再現するというプリンタ出力の共通課題を解決し、特殊印刷など多岐に渡る出力要求に応えるため、弊社では独自にハーフトーン処理技術・プリンタ制御技術の研究開発を進めてまいりました。その成果は自社商品、受託開発商品等に盛り込まれ、お客様に広くご利用いただいています。